【アサヒビール】国産最軽量!202径アルミ缶蓋を開発!
こんにちはー!家飲みソムリエ 「コアライオン」です!
この記事では
- アサヒビールのニュースリリースの意味がよくわからない!
- 缶蓋の話はよく分からない!
という方の為に、ニュースリリースの内容を解説していきたいと思います
国産最軽量!202径アルミ缶蓋を開発!
アサヒビールのニュースリリースより、引用
今回共同開発した202径アルミ缶蓋はこれまでの204径アルミ缶蓋に比べ、缶の品質や強度はそのままに缶蓋の直径を約3mm小さくしました。これにより缶蓋1枚あたりのアルミニウム使用量は従来より約2割削減した2.5gとなるため、国産最軽量を実現しました。アルコール飲料としては、当社が国内で初めて採用します。一方、世界の缶蓋の構成比において202径缶蓋は半数以上のシェアを占めており、アサヒグループでも既に欧州やオセアニアで採用されています。
2021年8月31日のアサヒビールのニュースリリースによると、缶メーカー最大手の『東洋製罐』と共同で、国産では最軽量となる202径アルミ缶蓋を開発したとの事です
9月中旬から同社の北海道工場で9月中旬からテスト生産を行って、2023年から順次切り替え開始を目指すとの事でした
口径の画像はこちらなのですが、現在の204径よりもひと回り小さいんですよね
海外から輸入してきている商品については、202径を採用している商品もあるのですが、国内の主流は『204径』もしくは『206径』です
口径の大きさとしては、『206径』>『204径』>『202径』となるので、単純に小さくなれば軽量化できるという事になります
まずはビール類からのようですが、今後はチューハイ(RTD)関係にも採用されてくるかもしれませんね!
CO2削減へ!軽量化で環境にも優しい!
アサヒグループでは「環境ビジョン2050」を策定し、「気候変動への対応」「持続可能な資源利用」「微生物・発酵技術の活用」「プロセスイノベーション」の4つのテーマを柱として環境経営に取り組んでいます。「気候変動への対応」においては中長期目標となる「アサヒカーボンゼロ」を設定し、2050年の温室効果ガス排出量“ゼロ”を目指しています。今回、これまで204径缶蓋を使用している当社商品全てをこの202径缶蓋に切り替えた場合、年間約14,300tのCO2排出量を削減できる見込みです。
『204径』の商品をすべて切り替えると、年間14,300tのCO2排出量を削減できる見込みとの事です
アサヒビールが先立って『202径』に取り組むことで、他メーカーも採用することが予想されます
2023~2025年位には、『202径』が市場の主流になってくるかもしれません
重量の違いについて
以下、アサヒビール調べによる、国内における缶蓋の変遷になります
年 | 缶蓋の種類 | 缶蓋のアルミ使用量 |
---|---|---|
1958~ | 209径、プルトップ | 5.40g |
1985~ | 206径、ステイオンタブ | 3.34~3.90g |
2013~ | 204径 | 3.20g |
2023~ | 202径 | 2.50g |
『206径』と比べると≪0.84g~1.4g≫
『204径』と比べると≪0.7g≫
軽くなっています!
どこまで小さくなるんでしょうか?
缶蓋がどのように進化していくのか、今後の動きに注目したいと思います!
まとめ
今回、アサヒビールが国産最軽量の『202径』を東洋製罐と共同開発し、北海道工場でテスト生産を開始するという、記事を取り上げました
他メーカーで『202径』の採用が増えていくと、現在主流の『204径』『206径』がどのような扱いになっていくのか、今後の動きに注目していきたいとおもいます
以上、コアライオンでした!